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日々の日記。ひっそりと静かに。

肺炎の2019(feat. 夏の日の1993)(嘘。肺炎はほんとう)

はじめて肺炎になった。40代なかば。

気力体力の限界を超えていることはわかっていた。
そう指摘してくれる友もいた。
にもかかわらず、家のことにも仕事にも忙殺されていた結果、もっとも忙しい時期に肺炎になった。
反省。

しかし肺炎というのはしんどい。
咳き込んだりするけどふだんの咳と違っていっこうによくならない。
ただただ頭のぼんやり感と呼吸の苦しさが続く。
数日過ぎて、不思議なほど眠くて眠くて仕方のない朝に眠気に任せてお昼まで眠っていて、ようやく心身ともに起きられるか、と思った朝(昼)に「あ、一段だけ回復した」と感じた。まだ途中経過だけど。

昔から心許した人には気持ちの機微すら熱心に話すのに、いざとなると人に頼るのが苦手で今回も早朝6時に自分でクルマを運転していちばん近い総合病院の救急外来に向かった。
ついた途端に力が抜けて、レントゲンを撮る頃にはへろへろだった。
昔、胆石の痛みに耐えながら、そのときも自力で病院に行こうとしたことがあった(さすがに無理で人に乗っけていってもらった)
胆石の痛みは出産の痛みに次ぐという。
自分に呆れる。

人に頼れない、というといくらか聞こえはいいけど、要するにそれはすなわち
手放せない、ということなんじゃないか、
たとえそれが痛みであっても。
と自分の心の奥底に語り掛けてみてしまった。これ以上考えてもろくなことがないからやめよう。

 

2019

肺炎になった  oh  まったく治らない

ふつうの風邪だと思っていたのに

Love

健康 oh  そうじゃないよ

どこか心の深淵で

夏の日の肺炎に

 


とにかく肺炎にはならないほうがよいっす。

夏の日の2019。