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日々の日記。ひっそりと静かに。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

走り書き ただ生きているだけで

若い人が自ら命を落とすのはほんとうにかなしい。***いまごろの年齢になってようやく、ただ生きていることだけですごいことなんだと、平たい一般論のようなことを実感する。平たい一般論は嫌いだが最近はつとにそう思う。自分以外の人にはいつも思ってい…

まだ、そばにいて。 犬のこと

愛犬が他界して今日で四十九日になる。しばらく前からこの日が怖かった。一般的に四十九日を機に、命は空へ完全に旅立つという。仏教からくるものか神道からくるものか知らないが、昨年から周囲でさまざまな人を亡くして、その四十九日をその都度見送ってき…

早朝の流星 130726

今朝、いつものとおり朝靄の中に自転車を走らせていた。角を曲がり、ほんのすこし道が開けると視界のなかで何かが動くのを感じた。見上げると、白く霞んだ明け方の空に、小さな光が西から東へすっと横切っていった。それが流れ星だと認識するのにすこし時間…

短文 画面越しの恋人

ときどきかつての恋人をインターネットの画像などでみかけることがある。ストーカーではない。わざわざ探しているわけではない。けれどネット内で自分の職業やそれ界隈のことを調べたりしているとおのずと、ときどき目にするのだ。書くまでもないがそれが誰…